穀雨 / 葭始めて生ず

二〇二二年四月二十日

穀雨
こくう

葭始めて生ず
よしはじめてしょうず




晴れ

穀雨は
穀物の実りとなるための
雨が降る頃のこと

二十四節気の中では6番目
春の最後の節気となりますが
北海道はこれから
春のピークを迎えていきます




雪がほぼなくなり
外に出るたびに景色がかわり
とてもうれしい毎日


木々が芽吹く2週間くらいまでの間
夏は樹々で鬱蒼としている森は明るく
地面までたくさん光が届きます

この少しの間の日光を頼りに
何年もかけて
大きくなり咲かせる花や
芽吹く草たちがあり

いつもその力強さに
元気をもらったり
救われてきました
今年もまた そうです

もうすぐ咲きそうなカタクリ
フクジュソウ
まだ若い
行者ニンニク キトピロたち
道南の友人の庭 水仙
道南の友人の庭 ヒメオドリコソウ
道南の友人の庭 オオイヌフグリ





森へ行くと
山からの雪解け水で
湿地が大きな池のよう
水辺には新しい命もいっぱい

泡のように見えるのは カエルの卵たち


川の音
風が笹や樹を揺らす音
鳥や蛙も賑やかに鳴いていて
響きあっています


森で過ごすことは
ほんの僅かの時間でも
大きな気分転換になります


北海道の短い春をたのしみましょう




すべての人が
少しでも穏やかに
心が潤う時間を持てることを願います


明日も一日
無事にすごせますように


2022.04.20

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